あと5日!

こんばんは。昨日はうっかり寝落ちしたkzmです。

稽古から帰って、「はぁ~、少し涼んでからお風呂はいろ~」と思って、ベットでそのまま。

勝手に始めたブログカウントダウンは、ごとりんが引き継いでくれているようで、安心。

(特に打ち合わせとかしてないんですけどね~。っていうかやまおかさんとか人形師とか出てきて~)

 

んでね。私の前で『夏への扉』のネタが振られているとか、もう乗るしかないでしょう!!

私の好きなSFベスト1です!!!!!

ハヤカワの旧文庫版も新訳版も持ってるし、演劇集団キャラメルボックスの舞台版まで観に行きましたよ!

今回の芝居で、上原の大事にしている本が出てくるシーンがあるのですが、実は密かに『夏への扉』を使おうと画策していました。

演出家に「どの本にしても誰かの反感買いそうだから、カバー付きで」と言われて、あえなく撃沈しましたが。

 

さてこの『夏への扉』、主人公が親友と恋人に裏切られ、失意に陥ったところから始まります。

つまり、主人公冬の時代。けれど、

「ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。」

そう、これは、ピートとともに、夏=希望を取り戻す、長い長い旅なんです。時空を超えるほどね。

 

今回のお芝居『ダブルレンティング』で、私の演じるOL上原は、

仕事に悩んで気分転換に引っ越してきます。

外に出て行きたいピートとは逆かもしれないけど、これも自分なりの夏を探す旅なんじゃないかと思うんです。

扉を開けた先が、外だって中だって、いいじゃありませんか。

そこに違った世界が広がっている限り、それは自分にとって、変化や希望を託した旅なんです。

 

私、引っ越しの理由と仕事の話をするシーンで、よく「落ちすぎ(暗すぎ)」とダメ出しをされるのですが、

最初のシーンで扉を開けた瞬間から、そこは私にとっての夏。

まぁなんか変な人たちばっかだけど、それも含めて、新しい私の居場所。

落ちることなんてないんですよね。

 

当日は晴れるといいなぁ。

ごとりんが前述している通り、本物の扉を使うので、正直、外で待機するのは辛いですが、

それでも、ドアを開けた瞬間に差し込む陽光を、

ラストシーンで、ぜひ皆さんにお見せしたいです。

内容は秘密にしておきますが、とてもいいシーンです。

明るい未来が降り注ぎますように。

 

kzm

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