こんばんは。昨日はうっかり寝落ちしたkzmです。
稽古から帰って、「はぁ~、少し涼んでからお風呂はいろ~」と思って、ベットでそのまま。
勝手に始めたブログカウントダウンは、ごとりんが引き継いでくれているようで、安心。
(特に打ち合わせとかしてないんですけどね~。っていうかやまおかさんとか人形師とか出てきて~)
んでね。私の前で『夏への扉』のネタが振られているとか、もう乗るしかないでしょう!!
私の好きなSFベスト1です!!!!!
ハヤカワの旧文庫版も新訳版も持ってるし、演劇集団キャラメルボックスの舞台版まで観に行きましたよ!
今回の芝居で、上原の大事にしている本が出てくるシーンがあるのですが、実は密かに『夏への扉』を使おうと画策していました。
演出家に「どの本にしても誰かの反感買いそうだから、カバー付きで」と言われて、あえなく撃沈しましたが。
さてこの『夏への扉』、主人公が親友と恋人に裏切られ、失意に陥ったところから始まります。
つまり、主人公冬の時代。けれど、
「ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。」
そう、これは、ピートとともに、夏=希望を取り戻す、長い長い旅なんです。時空を超えるほどね。
今回のお芝居『ダブルレンティング』で、私の演じるOL上原は、
仕事に悩んで気分転換に引っ越してきます。
外に出て行きたいピートとは逆かもしれないけど、これも自分なりの夏を探す旅なんじゃないかと思うんです。
扉を開けた先が、外だって中だって、いいじゃありませんか。
そこに違った世界が広がっている限り、それは自分にとって、変化や希望を託した旅なんです。
私、引っ越しの理由と仕事の話をするシーンで、よく「落ちすぎ(暗すぎ)」とダメ出しをされるのですが、
最初のシーンで扉を開けた瞬間から、そこは私にとっての夏。
まぁなんか変な人たちばっかだけど、それも含めて、新しい私の居場所。
落ちることなんてないんですよね。
当日は晴れるといいなぁ。
ごとりんが前述している通り、本物の扉を使うので、正直、外で待機するのは辛いですが、
それでも、ドアを開けた瞬間に差し込む陽光を、
ラストシーンで、ぜひ皆さんにお見せしたいです。
内容は秘密にしておきますが、とてもいいシーンです。
明るい未来が降り注ぎますように。
kzm