劇団員会議とか、たまにはやってみたり。

こんにちは。劇団員かずみんです。
うちの作演とごとりんおじさんはGWの京都旅行(劇団員巡礼?の旅)を楽しんだようですね。
ごとりんおじさんが記事中で「テニスサークルの合宿(経験済)やインカレサークルの合宿(経験済)」とかリア充アピールしてくるの、うっとうしいですねー(笑)。

その間、私は旅行には参加せず、いろいろあって珍しく実家に顔を出したところ(普段は正月以外行かない)、
大喜びした親にうなぎを奢ってもらいました。やったね。

……と、遊んでばかりに見えますが、月に一度の基礎稽古もきちんと続いています。
5月は月末に実施しました。

今回はなんと…なんと…
劇団員 兼 医師のS先生の新作脚本「HOT COFFEE」の読み合わせです……っ!!
※今のところ上演予定はありません。

今回の稽古は参加者が4人だったので、一人何役も兼任しながら、最後まで読み通しました。
S先生曰く、「真面目に書いたラブレターをみんなの前で読まれるような感じ」と大変恥ずかしかったようですが、
上演予定はないとはいえ、せっかく完成したのなら、読み合わせくらいはしないと。
数年前からずっと書いていたのを関係者はみな知っていたので、感慨もひとしおです。
まぁ、私は配役の都合で、本作品で一番クサいセリフを言う羽目になったわけですが……。
まぁ、いつか上演するかもしれない時のために、どんなセリフかは、今は言わないでおきますね。
もし上演するならセリフ回しを変えてもらわないと舞台上で笑っちゃいそうですが……まぁそのとき私はその役はやらないからいいや!

あ、そうそう、稽古後には「劇団員会議」なるものも行ったのでした。
会議風景はこちら↓

……あれ?ただのおいしいパンケーキの画……?
いやいや、確かにココレモンパンケーキはおいしかったですけれども、話し合いもきちんとしましたよ。
主な議題は次回公演について。
詳細は決まり次第、正式に発表しますが、来年にはまた、皆様の前にお目見えできそうです。

そして!
劇団員が1人増えます!!
ウェブサイトのメンバー紹介などはおいおい整備していきますね。
6年前(たぶん)に入団した私が最新の劇団員だったので、ついに後輩ができるわけですね……!
まぁ、いつも歳下のメンバーが多い環境で芝居をしていますし、何かが大きく変わるわけでもないのですが、
とにもかくにも、新メンバーを迎えられるのは嬉しいことです。
というわけで、新生(?)劇団ぼるぼっくすを今後ともよろしくお願いします!

かずみん

京都ゴールデン旅行(3)~城の崎にて~

「劇団ぼるぼっくす京都支部」(兼人形師の実家)で一泊させていただいた翌日,「上野」・人形師・ごとりんの3名で志賀直哉の名作が生まれた城崎温泉を目指します。が,温泉につかる前に途中で寄った久美浜で,エチュードの練習です。

個人的にすぐさま久美浜の写真をFBにアップロードしたのですが,反響が大きかったですね。なにせ天候がまばゆいばかりの海の青と空の青でしたから。その後は城崎温泉にて3人で温泉巡りです。

関西では「城崎」というだけで,すぐさま意味が通じるくらい有名な温泉ですが,関東の人間にとってはどうでしょうか。志賀直哉を愛読している人も今では数少ないでしょうから,「キノサキ」だけではちょっと意味が通じないかもしれないです。1,300年の歴史がある温泉で,しかも文豪が多数訪れていたということもあり,温泉街なのにうわついたところがないのはなかなか好感が持てます。その後,マグマが冷却するさいに生み出した文様を見に玄武洞公園に向かい,豊岡駅で人形師とお別れです。
かな~り盛りだくさんな「ゴールデン旅行」でしたが,やはりテニスサークルの合宿(経験済)やインカレサークルの合宿(経験済)とはぜんぜん雰囲気違います。テニスサークルやスキーの合宿などで夜中に「吉田類の酒場放浪記」を見るでしょうか。あるいは海岸で砂まみれになってエチュードの練習をするなどという発想は,テニスサークルの合宿ではありえないような気がします。「海についたな。じゃ全員ランニングだ」では,そのテニスサークルの存続が危ぶまれる事態ですが,劇団だと砂浜でも練習しちゃうんですね…。で,東京に帰ってきてから実は「城の崎にて」を読み返してみました。正直,志賀直哉は苦手なんですが,どういうんでしょう。同じ土地にかつてこんな偉い人が来ていてこんなことを考えていたのか,と思うと,少しは親しみが湧いてきたような気はしています。

京都ゴールデン旅行(2)~羽衣編~

京都駅から約2時間にわたり山陰本線と京都丹後鉄道を乗り継いで,「劇団ぼるぼっくす京都支部」(兼人形師の実家)を「上野」と私ごとりんは目指します。

人形師というのは劇団ぼるぼっくすの役者兼小道具で,めぼしい小道具や宣伝チラシなどは,すべて彼の作品です。京都観光旅行だけでなく,夜は彼の実家に一泊しようという計画でした。都会育ちなもので,最初は「緑が多いなあ」程度の認識だったのですが,乗車して1時間ほどたつと人家の少なさにだんだん呆然としてきます。途中,「コンビニエンスストアも自動販売機もあるかどうかもわからない」という話を聞いていたのですが,半年前にローソンが出店してきたとのこと。日本のコンビニエンスストア業界はすばらしいですね。到着してみると,どうやら人形師さんの故郷は「羽衣天女の里」というのがセールスポイントのようです。駅の看板には,「丹後国風土記」(713~715年編纂)にすでに日本最古の羽衣天女の伝説が記述されており,その舞台が丹波地方の峰山周辺だったとか。
到着早々,すぐにバーベキューが始まります。

実家のガレージでのバーベキューですが,大自然の真ん中でバーベキューはなかなかいいものですね。火は当然炭火焼です。

とにかく広いし,多少外で騒いでも近所迷惑にならないというのが素晴らしいところで,東京ではこうはいきません。バーベキューが終わったあとは,人形師さんのご両親とともに「自宅カラオケ大会」に流れ込みます。

「自宅でカラオケ」というのは初めての経験でしたので,これも貴重な体験でした。これもあれでしょうね。昼間は京都脚力強化練習でしたが,夜は発声練習の変型判という見方もできるかもしれません。ちゃんと得点がでるのですが,「上野」が最高98,ごとりんが97点(ケツメイシの「桜」を歌っているときは途中まで100点だったのですが),人形師さんも95点をマークしましたが,肝心の人形師のお父様の得点が伸び悩みました。その後,全員で午前1時まで「吉田類の酒場放浪記」の録画をみて就寝となります。「酒場放浪記」,あらためてみると面白い番組ですね。
結局,この一日は相当なメニューをこなすことになったのですが,これも普段からの基礎体力の維持と関係あるかもしれないですね。途中,誰かが気分悪くなったり,声の調子が悪くなったりすると,移動もままならずカラオケ大会もできなかったわけですから…。「健康であること」にあらためて感謝です。

京都ゴールデン旅行(1)

こんにちは,ごとりんです。2017(平成29)年のゴールデンウィークを皆様いかがお過ごしだったでしょうか。東京在住の方だと「寝たきり連休」というケースも多いかもしれません。なにしろ都心の人口密度が薄くなるので,ある意味では東京のほうが快適だったりする場合もあります。劇団ぼるぼっくすもまた予約が「がら空き」の練習部屋を予約して終日発生練習に柔軟体操…ということにはならず,今年は変則的に京都に旅行することとなりました。
まず作・演出の「上野」と朝10時半に京都駅で待ち合わせをした後,清水寺に向かいます。「清玄桜姫物」という清水寺のお坊さんを主役にしたお芝居もあるのですが,そうしたこととは無関係に今回は純粋な観光です。

ひさかたぶりの清水寺だったのですが,変わらないようでいて進化していますね。たとえば道路。清水寺から清閑寺に向かう途中の路上は,昔は山道だったのですが,今回あらためて訪れてみると綺麗にアスファルトで舗装されていました。その分,有り難味が失せてしまう部分はあるかもしれません。

清水寺から高台寺に徒歩で向かいます。北政所(ねね)が豊臣秀吉を弔うために建立したお寺ですが,えらくでっかい仏像がたっていました。その後,聖徳太子が夢のお告げで建立したとされている「八坂の塔」へ。「八坂の塔,見た記憶ないよね」と「上野」と会話してましたが,白鳳時代からの塔のようです。

さらにさらにここから歩いて三十三間堂へ向かいます。結構な距離です。これです。これだったんです。「脚力を鍛える」という隠れた目的が次第にその姿をあらわしてきたのは…。

三十三間堂を出てそのまま京都駅まで徒歩を強行。有酸素運動をきわめて京都駅を後にすることとなります。清水寺から京都駅までは,直線距離では約3.3km。ただし,清水寺のなかを歩き,さらに高台寺,八坂の塔,三十三間堂とめぐっていますので,おそらく15,16kmは歩いているはず。「上野」も私も脚力を鍛えるには十分な徒歩旅行でした。ただですね。この徒歩だけでは,この日は終わってないんです。