便利な時代だけど

こんばんは、通し稽古を終えて汗だくの劇団員かずみんです。
夏はやっぱりキツイですね。。。

さて前回のブログで百均めぐりをしていると書いたのですが、
なんとか舞台美術関連のものは揃いました。ほっ。。。
今回の芝居は消え物がありますので、小道具さんはこれから調達のハズ……お疲れ様です。
何が出てくるかは当日のお楽しみです!

今は百均で調達できるものが多くて助かります。ネット通販も便利に使ってます。
そういうものがなかった時代はどうだったんだろう……なんて思うことがあります。
とりあえず私なら、ホームセンターに行きますかね。それか、東急ハンズとか。
……予算を考えると頭が痛いです。
少し前の芝居は、きっと今よりお金がかかっていたんでしょうね。

でも問題は、それすらない時代。
なんちゃらペディアによると、今のかたちのホームセンターが日本にできたのは、1970年代みたいです。
でも芝居なんて、その前からずーっとあります。
神事や芸能まで含めたら、それこそ奈良時代くらいから舞台を設けてやっていると思います。

もうちょっと今の芝居に近いものだと、1920年代頃の新劇からでしょうか。
それでも50年くらいはホームセンターなしでやってるわけです。
欲しいものがすぐ入荷しないだろうから、スタッフさんはかなり早くから物を調達することになるでしょう。
そうすると、どこに置いておくのっていう話……。
値段も当然、高いでしょう。釘なんかはものすごい量をまとめ買いしてたのかもしれませんね。
色々な場所に買いに行く必要もあるでしょうから、私みたいに社会人でやるのは難しかったことでしょう。店とか遅くまで開いてる気がしないし。

そう思うと、今は恵まれてるなぁと思います。
でもそれって、芝居だけじゃないですよね。
会社だって、メールがない時代はFAXだし、FAXもない時代は電話だし、それすらない時代は郵便ですからね。
最低限、電話はないとキツイな……。

でも、だからこそ。
便利な時代だからこそ、あえて不便なものが貴重なんじゃないかと思います。
テレビもDVDもあるし、Ustreamもニコ生もあるけれど、
やっぱり劇場にしかないものが、あると思います。
1回限りの、目の前での演技。
良くも悪くも、舞台の神様はいるんじゃないのかな。

なにか、そういう瞬間に立ち会いたくて、お客様とその空間を共にしたくて、芝居をやっているような気がします。

そんなわけで、第6回公演もよろしくお願いします。
ご予約はこちらから(外部サイトに飛びます)。

劇場でお会いできるのを楽しみにしております!

かずみん

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