こんにちは。上原りか役のkzmです。
3日間5ステージ、本当にありがとうございました。
私の役どころは、気分転換に引っ越してきたら部屋を二重貸しされてしまうOL。
最後に上の部屋が空いて出ていくのも、私です。
劇場を片づけて、きれいになったところで、スタッフさんの1人が
「上原さんもこういう気分だったんですかね」と言いました。
私も寂しい気分で、原状復帰が完了した劇場を見まわしました。
芝居中の私の表情は正しかったのだろうか……なんて考えていましたが、
どうも、そのときよりも寂しい気がする。むしろ泣き出しそうな気分。
「さみしいからもう一晩泊めて」という次のシーンが、今更になってより深く分かりました。
さみしいのでとりあえず、片付けのシーンのBGM『ありえないくらい奇跡』をうたいながら、
劇場内を歩き回ってみました。
この公演で、色々な人と出会えて、一緒に活動ができて、
たくさんのお客様にご覧いただけて、本当に幸せでした。
ありがとうございます。
無理やり定時に仕事を終えて稽古したり、休日を全て稽古に費やしたり、
色々無茶もしましたし、身体ももう限界ボロボロですが、
それでも、「やって良かった」と思います。
私は「劇団24区所属」の肩書は名ばかりで事実上ただのOBなので、
今後特に演劇界で活動する特定の場を持ちませんが、
何かしらの形で今後も芝居に関わっていきたいな、と思うような公演でした。
全く形のないものをカタチにすること。
普段の(仕事人としての)「自分」を離れること。
学生時代よりも、その大切さが身に染みました。
ご来場、本当に、本当にありがとうございました。
私が言うのもなんですが、今後とも劇団ぼるぼっくすをよろしくお願いします。
kzm