感情のネジが若干壊れかけている管理人役のごとりんです、こんばんは~。
昔入団していた劇団てのが、いわゆる「ポストモダン」な劇団で。つまりは今年11月に解散する第三舞台さんとか夢の遊眠社さんとかの影響を強く受けておりました。当然のことながら「ストーリー」なんぞあってないが如し。俳優はいわゆる「記号」としてあれこれ動いたわけですな。
そして時代はめぐり再び「物語」の世界へ。ちゃんとストーリーがあって練られたお芝居でないと逆にお客様にはお越しいただけませぬ。ああ、そうすると俳優もちゃんと感情の動きを配慮しなくちゃなりません。
「…ここの場面はどういう気持ち?」
「う~ん、気持ち、いい?」
「え?」
「いや悪いのかな」
「どうして」
「…なんとなく」
といういささか感情をめぐる哲学的な問答が稽古場では繰り広げられております。ずいぶん時間が経過する間に、世の中の俗事になれ感情のネジも磨耗してしまったのかもしれません…。あ、でもそうです、きっと芝居小屋まで多くのお客様がお越しいただけると素直に「嬉しい」なんて思います。いささか感情のネジが不自由な私を活性化していただくためにもぜひ、皆様お越しくださいませ。