Archive for 7月, 2011

ナポレオンフィッシュと泳ぐ日

7月 28th, 2011, posted in 稽古場ブログ

こんばんは~。死んだ魚の目をしている管理人役、ごとりんです~~。

連日の練習、疲れますね。ただ初期のころにはサロンパスを体中に貼っていた私も、最近では2~3枚程度で済むようになりました。

考えてみますと週に2,3回は柔軟して発声して、体動かしているので、体力がついてきたんでしょうね。体重は落ちないんですけど。

で、KZMさんも「目」のこと書いてましたけれど、視力も実はちょっと回復していたりして。死んでますけど。

 

視力はね。別にいいんですが、「死んだ魚の目」にエネルギーを吹き込むのって、もう演技じゃなくて、もうちょっと深層心理的な問題なんでしょうね。

あともう少しで本番ですけれど、この「死んだ魚の目」生き返るのかどうか。実は芝居の中にも「魚」が重要な場面で登場してきます。なんの魚かは内緒なんですが、非常にこれがまた発音しにくい魚の名称で。居酒屋なんかでよく注文されている魚なんですが、居酒屋の店員さん、カツゼツいいんですよね、いまさらながら。

「○○番テーブル、○○○(魚の名前)二人前~」

「はい、よろこんで~」

って毎日毎晩やっているうちにカツゼツ良くなっちゃったんでしょうかね。発音しにくい名詞は魚の目以外にもあります。

例1 般若新経

例2 金属ばっと

例3 オホーツク

…でもですね。「死んだ魚の目」が、生き生きと生き返るとしたら、それはまあ、たとえて言えば仕事で疲れ果てた男が南太平洋でナポレオンフィッシュと泳いでリバイバルするような感じで生き返るとしたら、舞台の上にたって、満員の座席をみて感激したときではなかろうか、と。あ、金曜日はもうすでに当日券でも無理なようなので、土曜日か日曜日、ぜひぜひおこしくださいませ~~~。

最近作ったもの

7月 28th, 2011, posted in 人形師の部屋

みなさんおひさしぶりです。人形師の部屋です。

少し間が空きましたがその間に作ったものを一気にアップします。

和風なものが続いたので洋風なものを

写真では分かりにくいですが、今回から目を野Gさんからもらった

ビーズで作っています。

ちなみにこんなのを作っていますが作っている本人は某女児誘拐事件の犯人か

某北の将軍様に似ていると言われた風貌の持ち主です。

続きまして、将軍様つながりではありませんが寿司です。

おのおの何か分かるでしょうか?

一応マグネットが埋め込まれていてこのようにくっつきます。

最後に大正時代の学生セットです。

でもあまりいい出来ではなかったので、あまりよくみないでね(-_-;)

でも写真的には上手く撮れた気がする。

もうすぐ本番なので物販のほうも間に合うようにがんばろうと思います。

野菜ジュースは必須アイテム。

7月 27th, 2011, posted in 稽古場ブログ

こんばんは。疲労困憊のkzmです。

4日連続の稽古、やっぱキツいわ……。

昼間、外勤があるとなおさら……。

 

最近は野菜ジュースと栄養ドリンクを主な栄養源として生きています。

色々、ダメです。人として。

たまに芝居中に疲労感が滲んで、リアルすぎる疲れ切ったOLになっているようです(苦笑)。

爽やかにがんばります!!

そもそも、気分転換に引っ越してきたのに疲れきってちゃダメですもんね……。

 

ちなみに管理人・ごとりんはよく「目が死んでる」とダメ出しを喰らっています。

それもどうかと……。

次にやったら、「お前はもう、死んでいる」と言ってやろうと思います。ジョジョ風に。

 

さて今日は、音合わせで無声で動くシーンをやりました。

やっと動きが固まった感じです。だいたい決まっていたのですが、不在者がいたりして、最終調整ができていなかったので。

今週末は最後の通し稽古。

ようやく本当にフルで通せそうです。

台詞、完全に覚えなくちゃ……。小道具も確認しなくちゃ……。

今日も、帰りがけに引っ越しの段ボールの挙動を検討してました。

なかなか、複雑。

ドキドキですが、気合を入れて頑張ります!

それでは、今日はここまで。

あ、宣伝美術の金羽氏がまた新作をUPするそうです。乞うご期待!

 

kzm

お引っ越しのお祝い返しも済まないうちに……

7月 24th, 2011, posted in 稽古場ブログ

こんばんは。また昭和歌謡ネタをタイトルに使ってしまったkzm(しつこいですが20代)です。

さて、ごとりんは感情のネジがおかしいようですが、私は感情の表現方法が普通ではないらしいです。
高校生の頃から言われてるんですよね。、「普段の動きが芝居くさい」って。
ちなみに、高校時代は演劇をやっていませんでした……。

というわけで私は現在、普通の人の動きを習得するための修行中であります。
日常生活で結構やっちゃうんですよねー。横目や上目遣いで睨んだり、口の端だけ上げて笑ったり。
あと苦手なシーンは、酔っぱらうところ。
私、酔うと眠くなる酒飲みなんですよ。
普段の自分を再現すると、テンション低すぎるし、寝ちゃ芝居にならない。
模範となる明るい酒飲み求む、です。

さて、今日は通し稽古でした。
……ごめんなさい。台詞が頭に入ってないシーンでうっかり脚本を手放して。
舞台上の荷物の山に置きっぱなしになっちゃって回収できず、途中からほとんど見られませんでした(汗)。
小道具もそう。
今回、私の扱う小道具が多くて、「これをこのシーンで使うためにはこの段階で出しておかなきゃいけない」だの、
「これは必ずこの場所に置かないといけない」などが頻発しています。
通し稽古は2回目ですが、毎回確実に、部屋に残ってしまうものがある(苦笑)。
引っ越しというテーマゆえ、荷物整理のシーンは何度もあるので、脚本をきっちり見直して段取っていきたいと思います。

そういえば、有川浩さんの『シアター!』の作中劇「掃きだめトレジャー」でも、小道具が紛失する事件が起こっていましたね。
気をつけねば……(汗)。
今日もアレが遠くにあって、とても困りました。
フリで無理やり通してしまいましたけれど。

そういえば、小道具としてブランケットを提供してしまったので、
今日から千秋楽まで、部屋に上掛けがありませーん(笑)。
風邪を引かないよう、気をつけていきたいと思います。
先日も風邪を引いて医者に行ったら、いい歳して「お腹を出して寝ないように」と言われたし……ってかそれ診察……?
引っ越し屋役はさりげにリアル医者のたまごなので、今度診てもらおうかと……いや却って心配だ……。
だって引っ越し屋役、とにかくおっちょこちょいなんですもん。
役だと分かっていても、心配になるくらい。
まぁ、悪気があるわけじゃないし、結構いい奴(役)なので、生温かい目で見守ってやってください(違)。

ではでは、リアル社会人4年目はそろそろ就寝いたします。
おやすみなさい。

kzm

感情のネジ

7月 22nd, 2011, posted in 稽古場ブログ

感情のネジが若干壊れかけている管理人役のごとりんです、こんばんは~。

昔入団していた劇団てのが、いわゆる「ポストモダン」な劇団で。つまりは今年11月に解散する第三舞台さんとか夢の遊眠社さんとかの影響を強く受けておりました。当然のことながら「ストーリー」なんぞあってないが如し。俳優はいわゆる「記号」としてあれこれ動いたわけですな。

そして時代はめぐり再び「物語」の世界へ。ちゃんとストーリーがあって練られたお芝居でないと逆にお客様にはお越しいただけませぬ。ああ、そうすると俳優もちゃんと感情の動きを配慮しなくちゃなりません。

「…ここの場面はどういう気持ち?」

「う~ん、気持ち、いい?」

「え?」

「いや悪いのかな」

「どうして」

「…なんとなく」

といういささか感情をめぐる哲学的な問答が稽古場では繰り広げられております。ずいぶん時間が経過する間に、世の中の俗事になれ感情のネジも磨耗してしまったのかもしれません…。あ、でもそうです、きっと芝居小屋まで多くのお客様がお越しいただけると素直に「嬉しい」なんて思います。いささか感情のネジが不自由な私を活性化していただくためにもぜひ、皆様お越しくださいませ。

どなたかお客様の中に、ツッコミの方はいらっしゃいませんか?

7月 11th, 2011, posted in 稽古場ブログ

こんばんは。kzm@今日から名古屋出張です。世を忍ぶ仮の姿の方で。

なので火曜の稽古は休みます。ごめんなさい。

さて本日朝7時の電車で出発するのに、まだ荷造りができてませーん☆

というか、9時~17時まで稽古して、家帰ってご飯食べたりまったりPerfumeの動画眺めたりして、

そのあとに仕事の事前準備をはじめて、いま(A.M.1:53)終わったばっかりです……。

そんなこんなで眠いです。眠いが故に、稽古の記憶がもはや曖昧です。

それでもまぁ、ちょっと頑張って思い出してみます。

 

えっと、今日は役者全員が揃ったので、浪人生の姉を除いて全員が出演するシーンを演りました。

あ、でも一応入れ替わり立ち替わりだから、最大でも舞台上には6人かな?

それでも、狭いステージは充分大混乱です。

酒宴のシーンなのですが、みんなタバタしてるし、変なキャラばっかだし、ツッコミ役は足りないしで大騒ぎ。

でもなんとかうまく(とまではまだ言えない?)乾杯にこぎつけました。

ていうか、この芝居、圧倒的にツッコミ役が足りないです……。

一応、主役2人はツッコミ役なのですが、浪人生・坂本がひきこもりという設定のせいでテンション低い。

突っ込んでも暗い。おまけに(ひきこもりだから)自分のエリアをほとんど離れないので、動きが少ない。

……ワタクシ、OL上原は、なんだか無駄に消耗します。

皆様、ご覧になられた暁には、同情してください……。

 

ところで、ごとりんのエントリー「左利き」といえば、

麻丘めぐみ『わたしの彼は左きき』ですよね。麻丘めぐみ可愛い。。。

……いつ私は昭和歌謡専門のブロガーになったのだろうか。先日のジュリーといい、これといい。

(※しつこいようですが中の人は20代です)

それはともあれ、若人の皆様には、「私の私のカレーは~、ボンカレー♪」で有名かもしれませんね。

……ん?カレー?それは危険な響きかもしれません……!

この意味は劇場でご確認くださいませ。では。

kzm@ひと眠りして荷造りして出発します。

左利き

7月 11th, 2011, posted in 稽古場ブログ

最近の稽古場では「左手の不自然な動き」のダメダシを受けることが多い「管理人役」ごとりんです。こんばんは。

映画を見ていると明らかに「左利きだな」とわかる俳優さん、います。クリント・イーストウッドがまずその一人。「ダーティ・ハリー4」で顕著なのですが非常に奇妙な動作でのっさりと走って、うちにくそうに右手でマグナムを撃ってます。アメリカの軍隊や警察では左利きでも拳銃などは右手で撃つように指導していますから、映画的には正しい。ただクリント・イーストウッドの刑事役というとどうしてもこの「左利き」特有の動作が特徴でもあり、個性でもあります。あともう一人はアンジョリーナ・ジョリー。「GIA」という映画のなかで机にナイフで自分の名前を刻むシーンがあるのですが、それが左手。そのほかにもブラッド・ピットとの共演策「ミスター&ミセス スミス」でも左利きのシーン、ありました。

 

私、小学生のころはすべて左利きで、その後右利きに矯正された、てな過去があります。そのせいあってか、画やグラフは左手で、文字は右手で書いたりしますが、今の小学校では左利きの人はそのままにしておくみたいですね。ただいまさらながらに幼少期をさかのぼると、右手に集中するあまり、左手にはあまり注意を払わずにすごしてきた…ということが徐々に判明。意識しない左手だったのですけれど、やっぱし人間の体の一部だもの、右手も左手も平等に注意を払わなきゃいけませんな。

失われし時を求めて

7月 8th, 2011, posted in 稽古場ブログ

「失われし時をもとめて」。マルセル・プルーストの名作は、翻訳で読んでも非常に辛いのに、○○年前の大学1年生のときにはこれが第二外国語のテキストだった。あの第二外国語のフランス語の授業を思い出すと二度と学生生活には戻りたくない。さて。「ロード・オブ・ザ・リング」では、あるべきはずの「指輪」がどっかにいってしまって最終的にはまあ、あるべき「形」になっていく、と。また、最近の邦画で柴崎コウが主演を演じた「食堂かたつむり」では、とあるショックで声を失った女性が最後のあるきっかけで「声」を取り戻す…と。はたまた、「ターミネーター」、「2037年」、「ポセイドン・アドベンチャー」、「ダイ・ハード」などの一連のSF映画もしくはアクション映画では「失われた未来」や「失っていた勇気」を取り戻していきますね。では、この「ダブル・レンティング」。

 

実はカギを握るのは「引越し屋さん」。「ロード・オブ・ザ・リング」の指輪ほどではないですが、ちょっとしたモノを「失われしモノ」にしてしまい、最後にはさりげない形でまた「取り戻し」てきます。まあ、本当にちょっとしたもの。でも思い入れのあるものって、ほかの人にとっては大なり小なり「ちょっとしたもの」なんですが…。さてさて。脚本上の演出として「失われたもの」を取り戻していくプロセスは勇気ややる気を与えてくれるものですが、舞台の上で「失われたセリフの記憶」を取り戻すのは非常に大変な作業。まずはこれからセリフを早く頭にいれていきますかね…。

子鬼がおるわい

7月 5th, 2011, posted in 人形師の部屋

子鬼じゃ・・・・子鬼がおるわい

しかも巨大ヒガンバナ(?)まで咲いておる

わしも見るのは・・はじめてじゃあ・・・

ちなみにこの辺の石には飛行石が含まれて・・・・ 

おらん

と言うわけで、『天空の城ラ〇ュタ』の人気キャラ(?)

ポム爺さんでした。

まあ子鬼つながりと言うことで・・・・・

感情のネジ

7月 4th, 2011, posted in 稽古場ブログ

 

皆さん、暑いですね。こんばんは、ごとりんです。劇団ではたいていエチュードっていうのをやります。程度や方法の違いはあると思いますが、いわば一種の準備運動のようなものです。特定のシチュエーションにすばやく、しかも自然に適応する能力を養う練習ですが、私、エチュード苦手です。というのも、どうも「感情のねじ」が一般の人と違っているようで…。

「…なんでそこで笑うの?」

「どーしてそこで無表情になるの~」

「だってそれが自然じゃないの?」

「…」

という会話が繰り返されるためです。もしかすると私は、エチュードの前にカウンセリングを受けたほうが演技力が向上するのかもしれません…。