本番まで約3週間!

皆々様、お久しぶりです、こんにちは。

キャスト・演出助手として参加します、ヤマオカです。

5月の末から稽古が始まって、あれよあれよという間に本番まで3週間余りとなりました。脚本の書き直しがあったとはいえ(ただいま第三稿で稽古中)、まだ台詞を覚えられずにいます。

ちなみに、台詞覚えが一番早いのは、おじさんことごとりんです。もう脚本を持つことがあまりないからでしょうか、こないだ早退されたときに脚本を持って帰り忘れて演出が怒っていました(その後、タンバさんも脚本を忘れて帰りました)。

……台詞覚えの早さだけ、見習いたいと思います。

ごとりんといえば、稽古が始まったころは感情をどこかに置き忘れてきた蝋人形としてもっぱら評判でしたが、ちかごろは少しずつ人間らしさを取り戻してきたようで、ああよかったなあなどと思っています。一番愛しい存在は猫だそうです。

過去の投稿をさかのぼりましたところ、2012年3月12日にもごとりんについて書いていました。

そのときは、私のごとりんへの対応に愛が感じられないとタンバさんに言われたのでしたが、今回は私、自分でいうのもなんですが、愛にあふれていると思います。

いやあ、大人になりました。

と、私自身は大人になりましたが、演じる役は◯◯◯◯です。

そのあたりは、劇場で確認してくださいませ。

ご予約、絶賛承り中!

http://bcgline06.net/tickets/bbks/000

 

 

それではまた。ヤマオカでした。

人間この信じやすき者

こんにちは。約3年ぶりぐらいの書込みとなります,ごとりんです。さて劇団ぼるぼっくすの第5回講演の題材は「廃校と幽霊」です。「幽霊」というと,なんだかオカルトっぽいですが,今回のお芝居にでてくる「幽霊」はなんだか実在の人間以上にポエティックな感じになっています。

 「人間この信じやすきもの~迷信・過信はどうして生まれるか」(トーマス・ギロビッチ著 新曜社)という認知科学の名著がありまして,この本では迷信や過信は,人間独自のヒューリスティックな特性に由来するものと説明しています。たとえば,人間が朝起きて寝るまでの時間をふりかえってみると,現代では膨大な情報があふれかえっています。これをすべて緻密に収集して分析することは不可能ですから,人間はどうしても物事を単純化して解釈してしまいます。「二度あることは三度ある」…といいますが,「どうして二度あることは三度あるのか」を緻密に分析することなく,「ああ,このトラブルは2回目だから3回目もあるよね」と単純化して完了してしまうことはままあることです。でも実際には1回目のトラブルを放置いていたせいで原因も解明されず対策もとっていなかったから2回目のトラブルになったわけで,2回目も同じことをしていたら,それは確かに3回目も同様のトラブルは避けられないでしょう。

じゃ,「幽霊」はどうして見えるのか…というと,理解できないことや不可解なことをそのまま放置するのには便利な概念だからです。説明不可能にみえる事象(ラップ音がするとか,誰もいないはずなのに足音がするとか)は,よ~く考えるとなんらかの物理的原因があるはずですが,まあ,それを突き詰めて考えるよりも「幽霊じゃね」で片付けたほうが,物事がスムースにいくっていうことがあります。

でもですね。これって裏返すと,「幽霊」は,突き詰めて考えたりする対象からはずされた可哀想な存在ということでもあるんです。誰かがその存在を気にして,「なんで幽霊がいるように感じるんだろう」とか分析してくれれば,「幽霊」も報われるんですけれどもね。

トーマス・ギロビッチの考え方を応用すれば,周囲の人間が複雑な事象を単純化した結果が「幽霊」ですから,基本,誰もその存在理由とか気にしません。

「誰もその存在を気にしない」のが幽霊なので,ホラー小説ではややひねくれた性格の幽霊がよく登場しますが,劇団ぼるぼっくすの第5回公演「成仏は一日にしてならず」では,哀愁あふれる幽霊や,その幽霊の存在を気にかける生身の人間が登場人物となります。
ちょうど13日迎え盆の翌日14日,中日の15日,そして送り盆の16日の3日間にわたって公演がおこなわれますが,「誰も気にしない」はずの幽霊たちの存在理由,ちょっと観に来てみませんか。

初めてのアーティストの曲で音合わせをしたら

こんばんは、かずみん@振り付け担当です。

当初、今回の芝居は踊らないと聞いていたのですが、稽古場で音合わせの候補曲をかけてみたら案外ノリノリで、みんなが勝手に踊り出す!

結局、今まで使ったことないアーティストの曲であるにも関わらず曲はすんなり決定、「みんなが踊りだした風」の音合わせも採用となりました。

ありがたいことに、今回も振り付けのお仕事を頂戴したので、張り切っています。

大枠はOKをもらったので、今日の稽古に来ていたキャスト2人に踊ってみてもらいました。

全然かわいくないけどとある動きが意外と上手なごとりんおじさん、そして踊りはかわいいのに壊滅的に歩けない主宰……。

そういえば、ごとりんおじさんはダンス初めて、主宰は第1回公演以来、5年ぶりだった……!

果たしてどうなるのか!?

結果は、ぜひ劇場で確認してみてくださいね。

下記予約フォームよりお申し込みいただけます。

http://bcgline06.net/tickets/bbks/000

それでは、劇場でお会いできるのを楽しみにしています!

かずみん